「インクルーシブ・ランゲージ」セミナーを実施しました

本日、某企業様からのご依頼で「インクルーシブ・ランゲージとは」という内容でセミナーを実施してきました。おかげさまで好反応高評価をさっそくいただきましてありがたいことです。

インクルーシブ・ランゲージとは聞きなれない言葉かもしれませんが、その定義は「特定のグループを除外する懸念ある表現を避けること」です。

一般的になじみがあるのはchairmanとは言わず  chairperson を表現しようというようなジェンダー領域でしょう。しかし、人種、国籍、民族についてもこの概念は必要ですし、学習面においても必要だと考えています。

どの場面でも言えるのは、その本質は単に「差別的な表現はダメ」という表面的なことではなく、「アンコンシャス・バイアスをなくして、相手の人間性を尊重して相手の考えを聴く姿勢と配慮ある考え方をしよう」です。

文書作成の場面でも、「私のこの表現のどこが悪い」では相手に理解されません。相手にとって読みやすく理解しやすい内容か、また理解できうる分量か、など文字表現を超えたところへの配慮が今後必要になってきます。

特に、障がい枠で働く労働者に対して、一部でコミュニケーションが難しいとなりがちですが、そこで止まらずもう一押ししてみませんか。日本語ネイティブ同士でも「やさしい日本語」を使用したりディスレクシアの方たちにはEブックの採用や読解疲労が出ない分量にまとめるなどできる工夫はあります。

今日もいろんなご意見と質問が出て興味をお持ちの方は少なくないと感じました。インクルーシブ・ランゲージが怖いというご意見もあったのですが、そう思って間違ったコミュニケ―ションをして相手との間に誤解や不和が生じさせないためにも、まず知ることが大事です。そして、どなたにも「あ、そうなんだ」という発見があるはずです。「みんな知らない同士」ということで率直に意見を交換して、社内コミュニケーションはもちろん取引先とのコミュニケーションや文書においても良好な関係を作っていけると信じております。

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HALライティングカレッジでは一般的な翻訳サービスだけでなく、文書の内容がインクルーシブランゲージとして成立するかどうか、また社員教育インクルーシブ・ランゲージのご相談や文書作成コンサルティング依頼を受けております。お気軽にご相談ください。