インボイス制度スタート1か月―実態意識調査結果発表

皆様、こんにちは。

X(旧Twitter)アンケート機能を使用して、インボイス制度スタート1か月時点における「実態&意識調査」をしました。この調査は2022年7月、2023年3月に引き続き今回12月に実施して、初回調査からなるべく同じ質問を重ね、必要に応じて「新規質問」を加えつつ実態と意識が「どのように推移したか」を見ることが目的です。それではさっそく結果と考察です。(注:①2022年データがない設問があります。また今回新規に加えた質問は2つです。②数値は左から2023年12月、2023年3月、2022年7月の順番です。)

1)【全員対象】

今年10月から実施「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」の

内容も含めて知っている(最新情報を入手している)

内容がいまだによくわからない(反対に悩みが出てきた)

2)【全員対象】 注記)2022年はデータなし

インボイス制度に対して適格請求書事業者として

すでに登録した

登録予定である

決めていない、または免税業者のまま

他の業種へ、または会社員に

3)【全員対象】

取引先からインボイス制度について説明または「課税免税について意向調査が」

あった

説明や意向調査はない

4)【質問で3「あった」と回答した方対象】

インボイス制度導入に備えて

適格事業者になってほしいと言われた

25%     51.4%     81.8%

免税事業者でも取引を続けると言われた

75%     48.6%     18.2%

5)【質問4で「適格事業者になってほしいと言われた」方対象】

インボイス制度導入に際して

適格事業者になれば価格アップした

0%     8%     3.4%

適格事業者になっても価格はそのまま

100%     92%     24.1%

6)【質問4で「適格事業者にならなければ価格引き下げと言われた」方対象】

価格引き下げられたら、経営は

なんとかやっていけている(影響なし)

23.5%     38.1%     59.8%

なりたたない(廃業、他業種や会社員に)すでに転業

76.5%     61.9%     40.2%

7)【質問6で「適格事業者にならなければ単価引き下げ」と言われた方対象】注)2022年データなし

翻訳通訳経験年数は

1~3年

20%     14.3% 

3~5年

13.3%     0%

5~10年

13.3%     28.6%

10年以上

53.3%     57.1%

8)【全員対象】注)2022年データなし

インボイス制度について不安なのは

経営全般や運転資金

17.8%     24.5%           

現在より将来性

33.3%     45.3%            

経理税務面の知識やコスト

48.9%     30.2%

9)【全員対象】注)2022年データなし

業界団体に望むのは

インボイス制度について業界セミナー

51.5%     31.3%        

インボイス制度について具体的な個別相談

48.5%     68.9%

10)【全員対象】注)2022年データなし

インボイス制度についてわからないことや不安を

相談できる団体、知人、専門家がいる

19%     29.4%        

相談できる知人や専門家がいない

81%     70.6%

11)【全員対象】注)★印は今回新規選択肢を追加

インボイス制度について現段階

賛成

2%     3.8%     3.7%

反対

93.9%     87.9%     83.1%

現状問題点がなくなれば賛成

2%     10.3%     13.2%

2%

65.2%

34.8%

13)★新たに加えた質問★【適格事業者対象】

消費税申告に関して、対策は十分ですか?

十分で不安はない(すでに税理士に頼んである)

31%

不安(まだ頼める税理士が見つかっていない)

69%