謹賀新年 ―2025年年頭のご挨拶―

あけましておめでとうございます。

昨年は大変お世話になりました。このサイトをはじめ、SNSとして利用しているXやブルースカイでも多くの方たちと交流できまして勉強になりました。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ここ数年、世界情勢も日本国内情勢も大きく変化しています。決して明るい将来とは言えないのが残念です。しかしながら、ひとりひとりまたはお得意さまが明日に向けて今どんな行動をとればよいか、ひとつひとつ考えていけば明るい将来が近くなっていくと信じたいものです。

昨年はひとつひとつのご依頼に対し、お得意様がたからさまざまな感謝をいただけたのはありがたいことだと思っております。少しでもお得意様がたのメリットになりますようにと自分が強みとする論理的・批判的思考を駆使し、昨年は翻訳や翻訳指導だけでなく、大手企業様からも交渉指導などメンター的な仕事も増えましてありがたいことでした。また、業界を超えて生成AIの現状問題点について広く勉強する機会が増えてお話しできることも広くなったと考えます。今年もますます、時代を先取りした勉強を自分の業種だけに限らず社会学的に経済学的に広く学んでいく所存です。

昨年までを振り返って生成AIの台頭によって ①現状の生成AIは法的にもまだ整備が遅れているので、著作権と言語権がその存在を脅かされていると懸念します。どうすれば作者や翻訳者が著作権を守っていけるのかを考えていきます。 ②さらに、生成AIの影響によって労働権利もかなり圧迫されているという印象があります。特に中小企業のお得意様がたにとって、親発注企業のなかにある「生成AIを利用すれば、人間は不要」という誤解が大きな原因であろうと考えます。生成AIがいかに発達しても「思考、それも公益とは何か、公正公平とは何か」という哲学的考察は生成AIに不在だからです。また、昨年11月にはフリーランス新法も施行されましたので、仕事の諸条件について検討すべき交渉事項など新たな視点を考えていきます。③そして、翻訳とは結局、表面的な文章の奥にある「思考展開」が核です。この本質をさらに周知し、「知恵の継承は公益である」と主張していきたいと考えます。どうぞ今年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。